agoratio
vol.001『ハムレットマシーン』
1.16 Fri
22:00 Start
1.16 Fri
22:00 Start
本企画は「作品を鑑賞する」という営みをより充実させることができないかという思いから立ち上げたものです。ここ数年、実際に作品を鑑賞したあとの語り合いや、SNSなどにあがっている投稿に触れ、本当に同じ作品を観ていたのか不安になるような感覚を抱くことがありました。「観方は人それぞれ」とも言われますが、それはあくまで「観た」上での話であり、「作品」とあまりにも無関係な言説は、やはりマズいのではないかと思うのです。会話で考えるならば、相手の話を聞かずに自分が思いついた意見を述べる、ということと同じになってしまいます。まずは「相手の話を聞き、それに対して自分の考えを述べる」という基本的な関係を強固にする必要があるのではないでしょうか。本企画では、このような問題意識に立ち、作品を丁寧に「観る」ことに重心を置きつつ、集まった人たちとざっくばらんに語り合う場をつくっていきたいと思います。この取り組みが、「鑑賞」そのものの可能性をひらく一助となれば幸いです。
Information
<01 登壇者>
吉津京平/文学研究者
北九州市立大学・福岡大学・福岡女子大学非常勤講師。1983年熊本生まれ。2014年、九州大学大学院比較社会文化学府国際社会文化専攻単位取得満期退学。専門はアメリカ文学。研究対象の作家は、主にマーク・トウェインとカート・ヴォネガット。共著に、『アメリカ文学における終末論的想像力』(2025年)、『アメリカ映画とエスニシティ』(2024年)、『エスニシティと物語り』(2019年)、『アメリカン・ロードの物語学』(2015年)、『エスニック研究のフロンティア』(2014年)。2016年、若手作家支援プログラム5期生として、シェアアトリエFUCAで小説のインスタレーションを制作。2017〜23年まで、西日本新聞のコラム「シネマアイズ」に新作の映画評を不定期で掲載。
<01 登壇者>
石田聖也/劇作家・演出家
2013年、福岡大学在学中に大学の仲間と演劇ユニットそめごころを旗揚げ。以降、ほとんどの作品で演出を務める。既成戯曲の立ち上げの他、自身の戯曲の上演も積極的に行う。学生運動を題材とした一人芝居「ノクターン」で第3回せんだい短編戯曲賞最終候補作品に選出、浅間山荘事件を題材とした戯曲「反復する、イクツカノ時間と、交わる、イクツモノ時間の中で、僕らにできる、イクツカノこと。」で九州戯曲賞最終候補作品へ選出。演劇と映像インスタレーションを掛け合わせたパフォーマンス「スクリーン」や、女優の魂の展示会を舞台とした演劇「魂の女優ごっこ展-永遠の役を生きるわたしたち-」、公園で観客と移動しながら上演する野外劇「レミング 世界の涯てまで連れてって」(戯曲:寺山修司)、劇場内を野外に見立てた仮想野外劇「銀河鉄道の夜」(原作:宮沢賢治)、美術館でヘッドフォンを着用して回遊する体験型パフォーマンスツアー「THE FIRST CLASS」の共同演出など、その活動は多岐に渡る。2022年から福岡市早良区飯場の空き家を拠点に、公演や展示、WS、トークイベントなどを企画・運営。2024年には国際交流事業EATIにて釜山に滞在し、3カ国(日本/韓国/台湾)の俳優たちと「原理的人間」の共同製作を実施。
<01 司会>
百瀬友秀/演出家
MMST代表