[M.M.S.T witter 1400]vol.3 monologos/dialogos ~福岡の“つくる”をめぐって~ 開催しました。

M.M.S.Tトーク企画

monologos/dialogos ~福岡の“つくる”をめぐって~

を6/28(日)に開催しました。


この企画は、福岡で活動する様々な分野の有識者と作品鑑賞を通して語り合う場をつくり、

文化活動と社会の活性化について、未来的視点で考える機会を生み出すことを目的におこなった事業です。

企画の特設ページはこちら▼

http://mmst.net/m.d/Link Link


普段、私たちのカンパニーとはなかなか縁がなさそうな、もっといえば、

舞台芸術、演劇にはなかなかご縁がありません、というような他分野の専門家、有識者をゲストに迎えて、

一つの作品を共通項として語り合ってみよう、というところからスタートしました。


そこで、今回のゲストには、福岡県は筑後、柳川の、老舗料亭・旅館の、「御花」より、

シニアマネージャーの中村貴康さんをお招きしました。

進行役は、大阪を中心に活動されている演劇研究家、正木喜勝さんにお願いしました。


また、今回、M.M.S.Tが過去に上演をおこなったことのある作品、三島由紀夫の近代能楽集から、「葵上」を上演し、

この作品鑑賞を通して色んな視点から語り合う会にしました。


一般的によく見られるアフタートークとちょっと違っておりまして、

進行の正木さんの誘導により、フィールドワークのように、作品の始まりから終わりまで、

登場人物の動きや所作、舞台上に流れる音など、事細かに取り上げ、感想を述べあったり、

その意図は何か、どう見えたか、どういう印象であったかなどを語り合うというものでした。


これが、参加者に作品について語る、という一つのハードル(「こんなこと言って間違ってたら恥ずかしい」、

「自分は専門じゃないし、どう見たらいいのかわからない」etc、、、)を

良い意味で下げる形になり、その後のゲスト、観客を交えての交流会は盛り上がっていました。


普段私たちが舞台公演を観に行く、というと、作品を観た後は、それが面白かろうが全く分からなかろうが、

作品についての感想などは個々人の中で持ち帰る、もしくは話したとしても一緒に行った友人や

会場で居合わせた知り合いとちょっと帰りしなに語って帰る、というのが一般的だと思いますが、

こうやって、作品について語る場が前提での交流の場があると、

自分がどう作品を観たかを複数の他者の話によって反芻する場にもなり、

作品についてもう一つ掘り下げる機会にもなるな、と思いました。


参加者からも好評でしたので、これは秋にも再度上演演目を変えて開催する予定です。

ご興味のある方は、時々このブログを見てください。


そんなトーク企画でした。

ちなみに、交流会では、三島由紀夫に絡めて、三島由紀夫が最後の晩餐にとったと言われる鳥鍋。

スタッフが前日からせっせとスープを仕込み振る舞いました。


また、あまり飲める方ではなかったという三島由紀夫ですが、交流会では三島がかつて演じた薩摩藩士とかけて、

薩摩の本格芋焼酎を数種揃えまして、アルコールは乾杯からそれだけに絞ってみました。

参加者からは、そこでもストイックさを出しちゃうんですか、という声も上がり、

我がカンパニーはそんな風に見えているのだな、と他者の視点を改めて感じた夜でした。


さて、今週末には、9月の釜山公演の出演者ワークショップオーディションを東京でおこないます。

http://aud.mmst.net/Link Link


申し込みは締め切りました。

さて、どんな出会いがあるのでしょう。

— posted by mmst at 08:27 pm  

[M.M.S.T witter 1400]vol.2 ~MSP15~

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ただいま、参加者申し込み受け付け中のMSP15、

締め切りは今週金曜日26日の23時59分までです。

嬉しいことに、例年に増してお申し込み、お問い合わせが多く、今年の夏も賑やかになりそうで今から楽しみです。

参加をご希望の方は、〆切がうっかり過ぎてしまわないよう早めにお申し込みください。


さて、「MSP」と当たり前のように使っていますが、

そもそも、MSPって何・・・?という疑問を持つ方ばかりだと思います。

MSPは、M.M.S.Tが毎年夏に奈良県天川村にあるアトリエでおこなう短期滞在型の舞台創作ワークショップです。


奈良県天川村に訪れたことのある方はご存知かと思いますが、

山、山、山、川、山、というような、大変自然豊かな地域です。

そこに、約8年ほど前に、築120年の古民家をアトリエ施設として改装し、

毎年ワークショップやM.M.S.Tの作品創作をおこなっています。


アトリエは、そんな大自然の山奥の村落にひっそりとありまして、

初めて訪れる方の中でも特に普段都市部で生活されている方の第一声は、

たいてい「・・・え?」です。


最寄りのバス停から、およそ徒歩で1時間(歩き慣れている方の場合)です。

最寄りの自動販売機まで、同じく徒歩で約1時間。

コンビニにいたっては、渋滞もほとんどないのに車で1時間です。


毎年、ワークショップ参加者は、アトリエに向かう道中で、

「これ・・本気で帰れないやつだ・・」

と自覚、覚悟を決めるしかなくなる、という噂です。


都市の生活とはかけ離れた環境には間違いないですが、その分、集中創作にはうってつけ。

時間の感覚も次第に薄れていくほどです。


また、天川村の地域の八経ヶ岳をはじめとした大峯山脈は、

古くから修験道の聖地とされ、日本の三大弁天のひとつに数えられている天河大辨財天社もあります。

水の精、辨財天女は、音楽や芸能の神様としても有名で、毎年、音楽関係者、舞台関係者も多く参詣していると聞きます。

そんな精神的にも鍛えられそうな、天川村にあるアトリエで毎年おこなっているのが、

このMSP、舞台創作ワークショップです。


毎年、関西、関東から講師をお招きしていますが、今年の講師は、

1人が東京を拠点に活動されている、アマヤドリの主宰、演出家、劇作家の広田淳一さん。

もう一人は、大阪を拠点に活動されている、舞台演出/舞台衣装/身体表現の田中秀彦さん。


広田さんのワークショップは1週間、田中さんのワークショップは11日間のプログラムになります。

参加者と共に寝食共にしながら1つの作品をつくりあげる、という実際にはなかなかハードな企画ですが、

時間を忘れて創作に没頭したいという方、経験や価値観が違う色んな表現者と創作をおこなってみたい方、

講師の演出方法に触れてみたい方、ぜひご参加ください。


最後になりましたが、もう一度、申し込み〆切は明後日26日(金)23:59です。

天川村でお会いしましょう。


M.M.S.T SUMMER PROGRAM 2015

▼[舞台創作ワークショップ MSP15] お申し込み・詳細

http://ws.mmst.net/msp15/Link

— posted by mmst at 05:07 pm  

[M.M.S.T witter 1400]vol.1 ~SUMMER PROGRAM 2015~


M.M.S.Tは、活動を開始して今月で17年になります。

M.M.S.Tの活動をどこで何をやっているか全く知らない方も、よく知りすぎている方も、今後もよろしくお願いします。

M.M.S.Tblogでは、制作部より、「M.M.S.T witter1400」を定期的に更新します。


今夏も様々な企画、事業を展開していきますのでご紹介します。


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1. M.M.S.T トーク企画

monologos/dialogos ~福岡の“つくる”をめぐって~

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福岡で活動する様々な分野の有識者と作品鑑賞を通して語り合う場をつくり、

文化活動と社会の活性化について、未来的視点で考える機会を生み出すことを目的として開催します。


<<登壇者>>

■中村 貴康 /Nakamura Takayasu( 柳川藩主立花邸御花シニアマネージャー)


<<進行>>

正木 喜勝(演劇研究者)


【開催日時】

2015 年6 月28 日(日) 18:00 開演


18:00 舞台作品鑑賞

18:30 トーク

19:30 交流会


▼お申し込み・詳細

http://mmst.net/m.d/Link Link



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2.[M.M.S.T 新作公演 出演者募集 ワークショップオーディション]

 【出演者募集】

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M.M.S.Tでは、2015年9月に上演予定の新作「カンディード」(作:ヴォルテール)に出演する舞台俳優を募集致します。


【日 時】

2015年7月5日 日曜日

15:00〜18:00


【応募〆切】

2015年6月30日(火)23:59まで


▼お申し込み、詳細

http://aud.mmst.net/Link Link



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3. M.M.S.T SUMMER PROGRAM 2015

[舞台創作ワークショップ MSP15]

【参加者募集…6/20(土)AM10:00より受付開始!】

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築120年の古民家を改築したアトリエ施設に3人の演出家が滞在し、

大自然の中、参加俳優と共に演劇作品を創作していきます。


奈良県天川村にあるアトリエM.A.Lに滞在し一つの作品を創作します。

最終日には観客を招いての上演実習を実施。

参加者は戯曲解釈、シーン作りは勿論、舞台照明やスタッフワーク、

本番に向けてのコンディション調整等、舞台創作に関するあらゆる問題に

総括的に取り組んでいきます。


【プログラム概要】


▶01:INTENSIVE PROGRAM/集中創作

広田 淳一 ☓ T・ウィリアムズ


創作だけに専念できる時間と空間。

24時間、作品作りを行う濃密な一週間です。


【日程】

2015年8月4日(火)~8月10日(月)

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▶02:NETWORK PROGRAM/国際交流

百瀬 友秀☓ ヴォルテール


言葉は勿論、生活習慣の異なる参加者同志が

一つの作品創作を通じて何を発見できるかを考えます。


【日程】

※本プログラムは、国際交流事業として実施され、

国外の俳優を対象に行われる為、参加者の一般公募は行いません。

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▶03:RE-CREATION PROGRAM/再演企画

田中 秀彦 ✕ 坂口安吾

2009年のMSPで創作された同作品を、同演出家が再び作り直します。

何が「同じ」で何が「同じでない」のか?

舞台作品において重要な「再演」の可能性を探る企画です。


【日程】

2015年8月22日(土)~9月1日(火)


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※上記プログラムのうち、プログラム01、プログラム03のワークショップ参加者公募をおこないます。


【申し込み期間】

6/20(土)AM10:00~6/26(金)PM23:59まで


▼お申し込み、詳細

http://ws.mmst.net/msp15/Link Link


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4、第5回創作短編劇フェスティバル

(韓国・釜山/チョンチュンナビ・アートホール)参加

▽───────────────────


9月、韓国釜山の劇場、チョンチュンナビ・アートホールが主催する

「第5回創作短編劇フェスティバル」に参加します。


詳細決定後、あらためてお知らせします。


— posted by mmst at 05:36 pm  

【プロジェクトメンバー出演情報:立石義江】あなピグモ捕獲団VOLUME.38  2015.EARLY-SUMMER! 『ユリイカの罠』

【出演情報】
M.M.S.Tプロジェクトメンバー、立石義江が、

あなピグモ捕獲団VOLUME.38  2015.EARLY-SUMMER!

『ユリイカの罠』

に出演します.


立石義江 /Yoshie Tateishi

member profile>>Link

official blog>>Link


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【公演情報】


あなピグモ捕獲団VOLUME.38  2015.EARLY-SUMMER!

『ユリイカの罠』


2015年、初夏の新作は、役者総勢18人でお届けする超大作!

脚本・演出: 福永郁央


日時: 2015年 6月12日(金)19:30

          6月13日(土)14:00/19:30

          6月14日(日)14:00 *開場は開演の30分前


会場: ぽんプラザホール (福岡市博多区祇園町8-3)

料金: 一般前売 2,500円    当日   3,000円

    ペア券  4,500円 (事前予約のみ)

    U-25割引 1,500円  (25歳以下の方限定*)

    * 生年月日を確認できる身分証をご提示ください

    *全席自由


【出演】

石井亜矢/遠藤咲子/ますだようこ

(以上、あなピグモ捕獲団)

大竹謙作(ゲキダンロックンロールツアー)

天野智範

木福清信

松岡伸哉(アクティブハカタ)

久保田伸彦

古賀今日子(che carino!/che carina!)

立石義江

伊藤綾

野中双葉

清水さなえ

中原智香(01:17)

小畑佳子

貝谷聡

若林史子

青木五百厘(劇団KⅢ)


▼詳細は、下記サイトより

http://www.ana-pigmo.com/index2.htmlLink Link

— posted by mmst at 09:11 pm  

【参加者募集】舞台創作ワークショップMSP15

M.M.S.T SUMMER PROGRAM2015


築120年の古民家を改築したアトリエ施設に3人の演出家が滞在し、

大自然の中、参加俳優と共に演劇作品を創作していきます。



奈良県天川村にあるアトリエM.A.Lに滞在し一つの作品を創作します。

最終日には観客を招いての上演実習を実施。

参加者は戯曲解釈、シーン作りは勿論、舞台照明やスタッフワーク、

本番に向けてのコンディション調整等、舞台創作に関するあらゆる問題に総括的に取り組んでいきます。


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【プログラム概要】


▶01:INTENSIVE PROGRAM/集中創作

広田 淳一 ☓ テネシー・ウィリアムズ


創作だけに専念できる時間と空間。

24時間、作品作りを行う濃密な一週間です。


創作作品:

ロング・グッド・バイ/テネシー・ウィリアムズ


担当講師:

広田 淳一/アマヤドリ主宰 演出家


応募資格:

18歳以上の健康な男女。 舞台未経験者可。


日  程:

2015年8月4日(火)~8月10日(月)


ショーイング:

2015年8月10日(月)

会場:in→dependent theatre 1st (大阪)


▶02:NETWORK PROGRAM/国際交流

百瀬 友秀☓ ヴォルテール


言葉は勿論、生活習慣の異なる参加者同志が

一つの作品創作を通じて何を発見できるかを考えます。


創作作品:

カンディード/ヴォルテール


担当講師:

百瀬 友秀/M.M.S.T代表 演出家


日  程:

2015年8月12日(水)~8月21日(金)

※本プログラムは、国際交流事業として実施され、国外の俳優を対象に行われる為、参加者の一般公募は行いません。


▶03:RE-CREATION PROGRAM/再演企画

田中 秀彦 ✕ 坂口安吾


2009年のMSPで創作された同作品を、

同演出家が再び作り直します。

何が「同じ」で何が「同じでない」のか?

舞台作品において重要な「再演」の可能性を探る企画です。


創作作品:

桜の森の満開の下/坂口安吾


担当講師:

田中 秀彦/

舞台演出/舞台衣装/身体表現


応募資格:

18歳以上の健康な男女。 舞台未経験者可。

何らかの身体表現(演劇、ダンス、バレエ、舞踏、スポーツ等)をしている方。


日  程:

2015年8月22日(土)~9月1日(火)


ショーイング:

2015年8月31日(月)、9月1日(火)

会場:in→dependent theatre 1st (大阪)


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上記プログラムのうち、プログラム01、プログラム03のみワークショップ参加者公募をおこないます。


▼お申し込み、詳細は下記サイトより

http://ws.mmst.net/msp15/Link Link

— posted by mmst at 09:00 am  

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